汚れのないまなざし

小学校でICT支援員をしていて思うこと。

子供の心は純粋です。


おとなのように大きく汚れていません。

先日、先生のご依頼により教材作成のお手伝いをしました。

今までは判らなかったのですが、公立の教育現場では使えるお金がとても少いのです。

公立の小学校は税金で運営されています。

つまり

小学校はコストセンターなのです。

児童に教育を施すことで学校がお金を得ることはありません。

プロフィットセンターとしての機能は存在しないのです。

(しかし将来的な投資と考えれば、納税者として貢献するのですが…)


教育現場ではカラーコピー1枚印刷するにも大変です。


先生は困っていました。

授業で使う図書室の本をコピーして利用することがあります。

低学年向けはカラフルなカラーの写真満載の本が必要です。

しかし授業で、全ての児童に渡すだけの部数はないので、授業で使う部分だけコピーして使用します。

当然、カラーコピーはコストの面から×です。

白黒で我慢してもらう。

オリジナルの本と白黒のコピーを使う人。順番を決めているそうです。

しかし、白黒のコピーを渡された生徒は悲しい顔をするそうです。


そんな現状から、先生へインクジェットプリンターを使ってコピーしてはいかがですかという提案をしました。


しかし先生の答えは


『以前ICT支援員の方に、インクジェットプリンターでコピーの取り方を教えていただきました。印刷しましたが満足できる画質では有りませんでした』との答えでした。


そうなんです、そのまま複合機のコピー機能で印刷しても余り良い結果は出ないんです。


プリント機構もスキャナ機構もハードウエアの技術レベルは非常に高いです。

しかし、ソフトウエアのレベルは決して高くない。


プリンターメーカーはインクで利益を出すビジネスモデルで商売しています。

プリンターに付いているデバイスドライバーは優秀ですが、それに付随しているユーティリティーソフトは使い勝手や機能がとても貧弱です。


付属のソフトウエアでは、プリンターのハードウエアの能力を120%生かし切れないのです。


私は、普段自分が使用している、海外の優秀なスキャナー取り込みソフトを使って印刷して渡したところ、先生の目が点になっていました。


『凄く綺麗です!!』


そうなんです、本当に綺麗にプリントアウトができるのです。

海外のアプリケーションソフトには本当に優秀なソフトがたくさん有ります。

最近はマルチランゲージ化され、日本語メニュー表示のアプリも増えています。


先生から後日報告がありました。

印刷した物を生徒に見せたところ、『先生!カラーコピー買ってくれたんだね!』と瞳をきらきら光らせて言ったそうです。

先生は、『学校に来ているICT支援員の先生が作ってくれたのよ』と話されたそうです。


それを聞いた私は

自分のしたことで人が喜んでくれる、こんな最高な気分は他にありません。


優秀なソフトウエアを作れる人材を育てなくては行けない日本。

これからの小学校でのプログラミング教育にかかっています。




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